垂れ流し日記

その日に起きた出来事の感想をそのまま書く垂れ流し日記

クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ 振り返り

ツール・ド・フランスの前哨戦」という位置づけのこのレース

ここを制した選手がツール・ド・フランスをも制すと言っても過言ではありません。

今年も例年通り、激闘が繰り広げられました。

その、8日間の闘いを経て、今年の激闘を制した選手は

 

ヤコブ・フグルサング(アスタナ)

 

まさか、まさかのフグルサングでした。

前日までリッチー・ポート(BMC)が強さを見せつけていただけに、結構ビックリな結果ではあります。

フグルサングのコメント「マンマミーヤ(=オー・マイ・ゴッド)」が見ていたファン全ての本音でしょう。

この結果が本番でも再現されるのか?そればかりは”神のみぞ知る”状態ですが。

大本命(フルーム)が少し失速気味で、混戦模様となってきました。

混戦の方が見る側としてはおもしろいので大歓迎です。

あと3週間でツール・ド・フランスが始まります。今から楽しみで仕方ないです。

 

その他、個々の選手に対しての感想

リッチー・ポート(BMC)

最後逆転負けを食らったとはいえ、強かったです。しかし前哨戦で強いのは前からなので本番でどこまで出来るのかは未知数です。

 

バルデルデ(モビスター)

思ったより走れていませんでしたね。無双だったのでもっとやれると思いましたが。

 

クフィアトコースキー(SKY)

フルームの最終アシストとしてよく残っていました。

とりあえず、ツール・ド・フランスのメンバーには残れそうです。

ただし「ツール・ド・フランス優勝チームの一員になりたい」との希望は叶うかは雲行きが怪しくなっていますが。他のアシストはちょっと不甲斐なかったですね。

 

コンタドール(トレック)

最終ステージで、怒涛の追い上げを見せるリッチー・ポートに対して「お先にどうぞ」のジェスチャー。なにか一つの時代が終わった感じがしましたね。

最後にもう一回、ツールでバキューンポーズを見たいのですが、叶うのでしょうか。

 

エステバン・チャベス(オリカ)

出場してました?

 

ファビオ・アル(アスタナ)

怪我明けとしては、上々なレースだったと思いますが、グランツールで勝ち負けするためにはITTをなんとかしてほしいですね。

 

ナセル・ブアニ(コフィディス

一回もデマールの前に出られませんでした。悔しいでしょうね。でもその悔しさは隣の部屋の人にぶつけてしまうと、去年みたいにツールに出られなくなってしまいますよ。

 

ルノー・デマール(FDJ)

1勝のみですが、やはりスプリントは強いです。ツールに出場できれば、サガンのライバルになり得ると思っています。

 

ワレン・バルギル(サンウェブ)

私はバルギルの強い姿を見たことがありません。

いつまで1番を付けられるのか。

 

ダン・マーティン(クイックステップ

2年連続3位。それなりのメンバーにそれなりの結果を出すという意味で、バルベルデ以上に安定している感じもあります。

ツール・ド・フランスでキッテルとどちらをエース待遇とされるかは興味あります。

 

クリス・フルーム(SKY)

失速もありましたが、強さを見せつけた場面もありました。下りの速さ等の技術は下がっていないですが、TT(及びそれに関連する能力)が若干弱くなっているような気もしますね。

 

ロメン・バルデ(AG2R

決して悪くはないです。むしろちょっと良い位なのですが、なにか足りない。。。

 

 

ツール・ド・スイス2017 展望

ツール・ド・フランスの前哨戦」との意味合いが強い、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネも、山場を超えて、リッチーポートの絶好調ぶりを確認する結果となりました。

そしてすぐに、「もう一つのグランツール」とも呼ばれるツール・ド・スイスが始まります。

山の難易度はクリテリウム・ドゥ・ドーフィネを超え、出場メンバーもグランツール並。面白くならないわけがありませんね。

 

個人的に気になっている選手・チームをピックアップします。

 

1.ミゲル・アンヘル・ロペス・モレーノ(アスタナ)

長い名前だがなぜかフルネームで呼んでしまう選手の一人。スペイン語圏の名前なので、同じような名前が山ほどいますからね。”ミゲル・アンヘル”も”ロペス”もスポーツ界にはゴロゴロいます。なんといってもスペイン語は世界第2位の共通語ですから。

ちなみに他にはセルジオ・ルイス・エナオモントーヤをフルネームで言ってしまったりします。

そんなミゲル・アンヘル・ロペス・モレーノは、ディフェンディング・チャンピオンなので、当然連覇の期待がかかるところですが、怪我明けなのでどこまで出来るのかは見てみないとわかりません。

アスタナとしては、ファビオ・アルがジロを怪我で回避した結果、フグルサングとco-leaderとしてツールへ参戦することになるようです。ミゲル・アンヘル・ロペス・モレーノの調子次第では、アスタナお得意のトリプルエースが見られるかもしれません。

そうなると、今季2勝のチームとは思えない程豪華なメンバーでツールを迎えることになります。エースしか居ないチームとも言えるかもしれませんが。

 

2.ローハン・デニス(BMC)

トム・デュムラン(サンウェブ)は70kmにも及ぶ個人TTを上手く武器にし、ジロ・デ・イタリアを制しました。同じ戦法がとれる可能性があったローハン・デニスは残念ならが途中リタイアでしたが、数年後の総合系ライダーとして期待のかかる選手の一人です。

現在は、TTスペシャリストから総合系への肉体改造の途中ではありますが、それがどこまで進んでいるのかを確認するにはちょうど良いレースだと思います。この難関山岳コースでトップクライマー達についていければ、来年はリッチー・ポートとの2枚看板になれる可能性があります。ヴァン・アーベル・マートとデニスが出るので、TJがはボトル運びですね。

 

3.ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)

5年連続ツールのマイヨ・ヴェール(ポイント賞)獲得し、今年で6年連続を狙うスーパースターです。

その過去5年獲得できた理由は主に2つ

1.チームのために動かなくてよかったこと

去年までのティンコフはコンタドールの総合争いのためのチームであり、スプリント要員がほとんどいませんでした。なので自分で動く必要がある一方、チームのための動かなくても良かった。ということがあります。

 

2.ある程度登れた

ゴール前スプリントだけでなく、山岳ステージの中間スプリントを積極的に狙える程度の登坂力がありました。

 

ということは、この2点を満たすような他チームの選手が現れると、その座も安泰ではない雰囲気があります。最近は”登れるスプリンター”も増えていますしね。

特に今年のツールは一人減って8人体制になります。各チームスプリンターが外される傾向がありますが、そんな中一人放り込まれたスプリンターは自由に動き回れることになります。マイケル・マシューズ(サンウェブ)とかジョンデゲンコルブ(トレック)とかアルノー・デマール(FDJ)とか。

サガンもこのレースでどの程度登れるのか確認しておきたいでしょう。

 

4.クイックステップ・フロアーズ

1~2ヶ月前のクラシックを見ているようなメンバー構成。

総合系のダン・マーティンがクリテリウム・ドゥ・ドーフィネに出ていることもあり、登れる選手は少なめ。その分ステージ優勝を狙ってくるのでしょう。玉砕覚悟でレースを壊してくれれば面白いですねどね。

 

5.カルロス・ベタンクール(モビスター)

ハンマーシリーズで見せたあの強さが忘れられません。こんな選手でもツール参戦がまだ決定していないのも信じられません。どれだけレベルが高いんだモビスターは。

このレースで力を見せれば、ツールかブエルタのどちらかには参戦できるかもしれません。

 

6.マーク・ソレール(モビスター)

まだ23才と若いですが、次のモビスターのエースになれそうな雰囲気を感じさせます。しっかり見ておきましょう。

 

7.ハルリンソン・パンタノ(トレック)

コンタドールのアシストとしての切り札であるパンタノ。コンタドールがツールを制覇するのに欠かせないピースのはずですが、1番ゼッケンを付けてこちらに出走。

近年のコンタドールの調子を見ていると、次のエースを探したいというチームの意向かもしれません。

その割にはスプリンター寄りのチーム構成の気もしますが、「一人で勝ってこい」というチームからの叱咤激励でしょうか。

かつてのフルームやランダのような「どちらがエースかわからない状態」でアシストする姿をツールで見られるかもしれません。

コンタドールにあれをやったらしばかれるかもしれませんが)

 

8.ヤン・ヒルト(CCC)

今年のジロの山岳ステージで、終盤の総合争いメンバーに混じって走っていたオレンジのジャージ。それがこのヤン・ヒルト。

こんなに登れる選手が居たのかとビックリしましたが、プロのスカウトの獲得リストにも載っているのでしょう。

となるとアピールしたいところでしょうが、イタリアのプロコンチネンタルチームなのでツール・ド・フランスには選出されていない。ブエルタ・ア・エスパーニャにも選出されていない。つまり、このレースが、トップクライマー達と走れる今年最後のチャンスかも。

つまり、このレースでのアピールは今後の人生を左右するかもしれません。

メイチ勝負。良い響きです。

サンウェブあたりどうですかね。

 

9.昔の名前組

かつて新人賞など一瞬輝いたものの、その後伸び悩んだ選手はたくさんいます。

これを「昔の名前組」とか「崖っぷち組」とか勝手に呼んでいます。

若手が活躍するのも面白いですが、そんな「昔の名前組」が復活するのもまた面白いです。

ジロで、ティージェイ・ヴァンガーデレンやピエール・ローランあたりが復活しましたね。残るはルイ・コスタでしょう。ガンバレ。

 

こうして注目選手を挙げてみると、半分はコロンビア人ですね。

恐るべしコロンビアン。

 

 

 

照ノ富士インタビュー

 

私は照ノ富士のファンである。

膝を怪我して以降、安定した成績を残せていなかったが、3月場所は13勝2敗、5月場所は12勝3敗とマズマズの成績を残した。

本来、横綱になれる実力があると信じているので、この成績で満足はできないが、怪我の状態が良くない事を考えれば大健闘していると思う。

本当は、大関から落ちてもいいので、休場して怪我を治してからやり直せば、すぐにでも大関返り咲きだけでなく横綱昇進も見えてくると思っている。

そんなもやもやした気分でいたが、少し古いが下記インタビューを発見した。

 

taishu.jp

 

インタビューアーは武田葉月さん。歴代横綱をインタビューしてきた良書「横綱」の著者である。

今回の照ノ富士のインタビューも、聞きにくいこともちゃんと聞いているし、信頼感のある雰囲気が伝わってくる。

 

そのなかで印象的だったのが、下記フレーズ。

照 ひざの負傷以来、成績が安定しないので、まずは成績を維持していきたいと思っています。でも最近、相撲を取るのが楽しいんですよ。前は、そんなことは思わなかったのに……(笑)。たぶん、“相撲を取れること”自体が楽しいのかもしれませんね。

 

怪我をして苦しい土俵を努めながらも、楽しいのか。。

それなら仕方ないですね。

怪我を治してから綱取りを目指すより、多少遠回りかもしれないが、本人が出ながら治すという選択をしていて、かつそれが楽しいのあればファンレベルが止める理由はないでしょう。

怪我がなかった稀勢の里や高安は無事昇進できました。

照ノ富士はどうなるのか。

その選択を尊重して、見守るのみです。

7月場所も準優勝だったら、9月場所は綱取り場所になるんでしょうかね?

 

ハンマーシリーズ 振り返り

 

新しいロードレースのあり方を探るべく発足した自転車シリーズ。ハンマーシリーズ。

その名の通り、これからシリーズ化される予定ですが、その第一弾である「スポートゾーン・リンブルフ」が開催されました。

 

細かい説明は下記ページを参照

www.jsports.co.jp

第一回ということもあり、走る方も観る方も全く勝手がわからないこのレースでしたが、終わってみれば面白かったので、振り返ってみようと思います。

 

1日目:ハンマー・クライム

「クライム」と付いているように、登りを含む周回コースで競うレース。

これが驚愕でしたね。

レイアウト的にはアルデンヌ・クラシックのようにも見えるコースでしたが、展開が意外でした。ヨーイドンで全員ダッシュして、どこまで息がもつかという感じ。

まさか、プロ選手が1週目のたった数キロでちぎれる姿が見られるとは。しかもエースクラスが。

普段のレースでは「エースは強くて、アシストは弱い」というイメージがついていましたが、弱く見えるのは役割の違いだけで、個々の能力だけでいうとそれほど遜色ないのでしょうね。寧ろアシストするためには強くないとね。エースを守る強さが必要なんだと改めて認識しました。

序盤のサバイバル合戦が過ぎると単調になった部分もありましたが、回数を重ねると別の戦術も見られるでしょう。

それにしてもベタンクール(モビスター)は強かった。

 

2日目:ハンマー・スプリント

「スプリント」という名はついていますが、ゴールスプリントでは全くありませんでした。ユアン(オリカ)やガヴィリア(クイックステップ)が早々と脱落。こちらもサバイバルでしたね。

クライムより戦術的な展開も見られました。10位以内に三人送り込むとか、周回ごとにスプリントをする担当者を変えるとか。

それにしてもマックス・ヴァルシャイド(サンウェブ)はその体通り、大物スプリンターになりそうな感じもします。楽しみな若手を発見できました。

こちらも回数を重ねると別の戦術も見られるでしょう。

 

3日目:ハンマー・チェイス

当初より指摘されていた「ドラフティングどうするの?」という疑問は結局解決されないまま、ドラフティングしまくりの展開でした。

これはこれで面白かったですけどね。またコース幅が狭すぎる問題もあったので、そこは次回への検討課題でしょうね。

 

 

全体の感想としては、

「2時間程度で終了する」というのが、一番良かったポイントかも。

普段の長いロードレースも面白いですが、ジロが終わった後はお腹いっぱいです。「ツールの前哨戦」とかレース自体の意味があれば長くても良いですが、そうでないレースの場合、よっぽど好きでないと4時間以上も見れないですからね(ツール・ド・ルクセンブルクの事を言っているわけではないです)

あと、思ったよりどの選手も本気でした。やはり本気でやってもらったほうが盛り上がりますからね。

日本語解説のおかげもありますが、笑いながらロードレースを観るのはなかなか機会がないですから。(普段は応援しているチームの順位をドキドキしながら見ているので)

 

次回も是非開催してほしいです。

これでロードレース界が儲かる業界になれば言うことなしですけどね。

 

 戦略性のありそうなレースが面白そうなので、勝手に次回のレース企画を出しておきます。

 

A)ハンマー・リレー

チーム戦なので、全員活躍できる競技が良いですね。5人でサコッシュを繋いでいく競技です。

 

B)ハンマー・エンデュランス

5人で一時間でどれだけ距離を走ったかを競争します。交代のタイミングやメンバーなどで結果が左右されそう。

 

C)ハンマー・ハンディキャプ

そのシーズンでそこまで稼いだUCIポイント分だけハンデを課される競技です。若手の発掘ができるかも。

 

このレースなら日本でもできそうなので誘致してほしいです。奈良あたりで。

 

デュムランは今後もグランツールは勝てるのか

ジロ・デ・イタリア100回記念大会はトム・デュムラン(サンウェブ)の優勝で幕を閉じた。

誰もがデュムランを応援していたような気がする。

それは「気が優しくて力持ち」というイメージがあるデュムランに対し、無表情でアタックを繰り返すクライムマシーン・キンタナ(モビスター)や、「遅れても待たないよ」とか性格の悪さを全面に出すニーバリ(バーレーンメリダ)がタッグを組んでてデュムランをいじめるという構図に見えていたからかもしれない。(実際はそんな事はないのでしょうが。)

更にいえば、他チームに比べて劣るアシスト陣が死力を尽くして奮闘していた(ように見えた)のも判官びいきの日本人からすると好ましく見えただろう。

私もデュムランを応援していたので、3週間に渡る寝不足との闘いは、無事ハッピーエンドで終了しました。

 

とはいえ、このデュムランの無双状態は今後も続くのかといえば、”NO”だと思う。

冷静に考えれば、今回のコースレイアウトはあまりにもTTスペシャリストに向いていた。ITT2回とそこまで急勾配の山岳が多くなかった。近年に比べても数字的には難易度は高かったのかもしれないが、”結果的に”TTスペシャリストに対しては我慢出来るレイアウトだったのかもしれない。新人賞のボブ・ユンゲルスもTTスペシャリスト寄りだし。

だとすると、一番の被害者はキンタナを始めとするクライマー達かもしれない。合計70kmにも及ぶTT2発でひっくり返されたクライマー勢の心中はどのようなものだろうか。山岳コースはライバルたちの動き次第で差がつきにくい場合があるが、ITTは”自分だけ”良ければ好タイムがでるわけなので、本当の意味でデュムランの得意分野で邪魔をする選手はいなかった。

そういう見方をすると、ローハン・デニスとゲラント・トーマスは非常に惜しいチャンスを逃したことになる。一方ファビオ・アルは出ていても苦しかったのではないか。

 

本題、デュムランは今後グランツールは勝てるのか?

という問に対しては、「長めのTTが2回あれば良い勝負をする」が答えだろう。

ツール・ド・フランス2017はITTは2回あるが、距離は合計35kmと短い。

ブエルタ・ア・エスパーニャは長めのITT1回に厳しい山岳コースが多い。

来年のグランツールのコースはまだ発表されていないが、「長めのITT2回」というのは当分ないかもしれない。

ロードレースの選手寿命はそこまで長くない。この2~3年のうちにグランツールで同じようなレイアウトが組まれるように祈っていることだろう。

 

とりあえず次の目標は世界選手権(TT)だと思うが、来年以降は「より登れる」ように肉体改造をするのか、別の路線に進むのか。それは本人のみぞ知るところ。

一方、他のライバル勢も黙ってはいないだろう。

TTスキルの重要性がはっきりした今、TTスキルを伸ばしてくるに違いない。TTスキルはなだらかな長い山岳のスキルと一致するのだから練習しない手はない。

 

サンウェブは、デュムランに対し2021年までの契約延長の準備しているという。

そのために有力アシストのケルデルマンとも契約延長するようだ。

2015年ブエルタで目覚めたデュムランのTTスペシャリストとしてのキャリアハイは今回のジロ・デ・イタリアで終わった。次は総合勢としての第2章を開けるだろう。

 

そんなスーパー・デュムランを楽しみに待つことにする。

ピエール・ローラン、ティージェイに続くのは・・

 

ジロ・デ・イタリア ステージ17 

 勝者:ピエール・ローラン(キャノンデール

 

ジロ・デ・イタリア ステージ18 

 勝者:ティージェイ・ヴァンガーデレン(BMC)

 

かつて、「未来のエース」と呼ばれるものの、その後全く結果が出ていなかった二人が、ジロ・デ・イタリアのこの終盤の総合争いしている選手が鎬を削っているステージで、しかも連続で勝利を上げるなど、誰が予想していたでしょうか。

観戦歴の浅い私からすれば、この二人に関して「あぁピエール・ローランね」とか「やはり、ティージェイ」とか言われまくっている印象の方が強いです。

Wikiで過去の実績を見ても「この頃は輝いていたんだな」と過去の人扱いしていたものです。それが、まさか勝つとは。。。

 

しかし、これらの勝利はフロックでは無いことは見ていてわかります。

ピエール・ローランはゴールした後、喜びを爆発させていました。手を挙げるだけではは喜びの大きさを表現できなかったのか、バイクまで持ち上げていました。

一方、ティージェイ・ヴァンガーデレンはタオルに顔を埋めて泣いていました。

二人とも「勝利のために努力は続けていた」のでしょう。周りからの期待に応えられず、我々ファンからも色々言われ、それでも腐らずに練習を続けてきた。

表現の仕方は違うものの、ゴール後の感情の高ぶりは、これまで苦しくても耐え忍んできた努力があった証拠です。

それを垣間見た気がして、TV越しに我々も思わず涙がこぼれてきました。

やはり努力が実る姿は美しいなと思います。

 

おめでとう、ローラン。

おめでとう、ティージェイ。

 

 

ジロ・デ・イタリアも残るは3ステージ。

最終日のITTはデュムランが勝利すると思われるので、実質残るは2つ。

 

個人的には、アスタナの勝利を見たいです。

一番、スカルポーニに勝利を捧げたいはずのアスタナが未勝利です。なんとしてもジロ・デ・イタリアで勝利をあげてほしいです。

 

「実力者(と思われている)がメジャー勝利から離れている」という意味ではルイ・コスタUAE)でしょうか。

 

それとも戦前は優勝候補と目されながらまだ勝利を上げていない、モレマ(トレック)、クライスヴァイク(ロットNL)、ザッカリン(カチューシャ)あたりでしょうか。

 

ピエール・ローランとティージェイの共通点があります。

ツール・ド・フランス 新人賞を獲得している」という点です。

そういう意味では、キンタナ(モビスター)、ティボ・ピノー(FDJ)、アダム・イェーツ(オリカ)あたりかもしれませんね。何れもリーダージャージ争いをしているのでモチベーションも高いでしょう。

 

さて、どうなることでしょう。

 

ワールドチームが乗るバイクの個人的イメージ

ロードレースを見ていると、自転車に乗りたくなります。
どうせ乗るなら、レースでカッコ良い姿を見せていた選手と同じバイクに乗りたいです。
当然バイクメーカーはそうなる事を期待して、チームに対してバイク提供を行っているのでしょう。
チームの成績にどれくらい比例して売上が上がるのかわかりませんが、活躍して目立った方が良いに決まっています。

 

ジロ・デ・イタリアの熱い戦いを見ているうちに、私も「次に乗るなら」と妄想が止まりません。

 

現時点での、ワールドチームのバイクに対して抱いている個人的なイメージをまとめておきます。(2017年5月版)

1.Factor
提供チーム:AG2R La Mondiale
Factorは、レーシングカーやロケットで培った技術を用いて、「革新、スピード、高性能」にこだわって作っているメーカーです。
こだわりの分、価格も非常に高い(100万円以上)ので全く手がでません。チームの実績もこれではあまり売れないのでしょうね。強いて良いところを挙げると「水色が綺麗」という部分でしょうか。
AG2Rは今年から提供を受けていますが、去年のFocusの方が良かったとの印象は拭えません。
因みに街で見かけたことはありません。


2.ARGON18
提供チーム:Astana Pro Team
去年までは「ボーラ・アルゴン」というプロコンチネンタルチームに提供していましたが、ボーラのワールドチーム昇格を機にスペシャライズドに奪われてしまいました。
今年は、スペシャライズドに去られたアスタナへ提供することに。振られたもの同士がくっついたところですね。

アスタナやアルゴン18とすれば、ボーラやスペシャライズドを見返したいところでしょうが、アスタナは離脱者・故障者が重なり、今のところ全く結果が出ていません。
もともとトライアスロンでは有名なメーカーなので、そちらで売れれば良いのかもしれませんが。
こちらも街中ではほぼ見かけません。


3.MERIDA
提供チーム:Bahrain Merida Pro Cycling Team
去年まではイタリアチームのランプレ・メリダに提供していましたが、チームの解散とともに提供チームも変わりました。
スター選手であるヴィンチェンツォ・ニバリも居ますし、日本人選手の新城がいることで日本でもそこそこ売れているのか、街中でも急に見かけるようになりました。
あまりレースでの結果は出ていませんが、去年のランプレ時代とあまり変わらないので、別のところで評価されているのでしょう。

もともとGIANTと同じくらい「安くて物は良い」メーカーなので、「プロに提供している」という看板があれば良いのかもしれませんね。
エントリークラスのバイクが充実しているため、購入しやすいです。


4.BMC
提供チーム:Bahrain Merida Pro Cycling Team
今季もっとも成績を挙げているチームの一つであるBMC。
特にリッチー・ポートとヴァン・アーベルマートのツートップの活躍は目覚ましいです。
山岳やタフなクラシックで結果が出ているので、BMCに乗ると「タフなライドができるよ」という印象を持っています。(実際は乗り手の脚力次第ですが)

ただ、街中ではそれほど見かけません。
都内のショップでも結構並んでいるし、弱虫ペダルの主人公、小野田坂道もBMC。
リッチーとアーベルマートと小野田くんを持ってしてもあまり売れないのはやはりティージェイが良いイメージの貯金を食いつぶしているのが原因なのか・・・


5.スペシャライズド
提供チーム:Bora - Hansgrohe 、Quick-Step Floors
一つ一つ書ききれないほどの実績のあるバイクです。ペーター・サガンフィリップ・ジルベール、フェルナンド・ガヴィリア、マルセル・キッテルトム・ボーネン、ジュリアン・アラフィリップやダン・マーティンら大スター達が乗っているので、常に目立っているチームです。
このバイクに憧れているロードレースファンも非常に多いでしょう。
ただし、普通のお店に行っても買えるのは「スペシャライズド」ロゴのバイクのみ。選手たちが乗っている「S-Works」はプロ用なので、乗るためにはそれなりの専門ショップへある程度の札束を握りしめて行く必要があります。さらにそのプロ用のバイクに見合った脚力を持っていないと、チンタラ走っていると寧ろ恥をかいてしまうという、なんともハードルの高いバイクです。
車で言うと「品川」や「なんば」ナンバーをもったベンツでしょう。「触れるな危険」です。


6.Cannondale
提供チーム:Cannondale-Drapac Pro Cycling Team
チームは今シーズン"も"結果が出ていません。また、弱虫ペダルの手嶋キャプテンが乗っているのもキャノンデールです。どうも弱キャラですね。
レースを見ているだけでは、このバイクを欲しいとは全く思いませんが、街を走っていて一番見かけるのがこのバイク。
「お求めやすい価格で高性能のアルミバイク」という位置づけで街中このバイクで溢れています。
チーム成績が優れているのにあまり見ないBMCとは対極です。


7.CERVELO
提供チーム:Dimension Data
トラック競技で有名なメーカーだそうですので、ロードレースでの成績はあまり関係ないのかもしれません。

拘る人しか乗らないバイクというイメージです。

以前、荒川CRで見かけたCERVELOは100万円くらいするTTバイクでした。(P5)
このバイクも街中で見かけた場合は接触は避けたほうが良いです。


8.Lapierre
提供チーム:FDJ
荒川を走っていると、一定の確率で見るのが、このラピエールとFDJジャージ。
どこに惹かれてその恰好をしているのかと思って見ていますが、少数ながら支持者はいるようです。これは明らかにロードレースでの姿に影響を受けているのでしょう。

その人達をみるたびに、「やはりロードレースにバイクを提供するって大切なんだな」と感じています。


9.RIDLEY
提供チーム:Lotto Soudal
街中で結構見かける自転車です。弱虫ペダルの東堂尽八も乗っているのでその人気もあるのかもしれません。
ロードレースを見ている人は、アンドレ・グライペルを想像し、「石畳に強く、スプリントできるバイク」とのイメージを持ち、
弱虫ペダルを見ている人は、「山を無音で登れるバイク」のイメージを持っていると思われます。
実際は脚力があれば、平坦でも山でも速く駆けられるバイクです。


10.CANYON
提供チーム:Movistar Team、Team Katusha - Alpecin
モビスターとカチューシャが使っています。

モビスターは「チーム全員が万遍なく強い」イメージがあります。

このバイクに乗ると自分のそれなりに強くなれるのでは?と思ってしまいます。

あの鋭角的なロゴもキビキビ動けそうな気分になりますし。
通販限定なので、ショップでは購入できませんが、販売店を通さない分安価に入手できます。(メンテで困ると言われていますが)
CANYON以上に「強そうななのにお求めやすい」バイクはないでしょう。



11.Scott
提供チーム:ORICA-Scott
街中でScottもよく見ます。チャベス、カレイブ・ユアンやイェーツ兄弟に憧れたわけでもないでしょうが、実際に多いです。
弱虫ペダルでは、今泉が乗っていますが、オリカの選手達は若くて明るい選手が多いですので、これも真逆のイメージですね。


12.Bianchi
提供チーム:Team LottoNL-Jumbo
キレイなバイクです。でも最近のロードレースを見る限り強さは感じません。
パンターニの世代の方であれば強さも感じるのでしょうが。
街中ではかなりよく見ますが、やはり色が綺麗だからでしょうか。


13.Pinarello
提供チーム:Team Sky
ここ数年でロードレースを見始めた私にとって、ピナレロは「王者のバイク」です。

これに乗るなんて恐れ多いですね。

カラオケで美空ひばりの「悲しい酒」を歌うのと同じレベルです。

でも街中では結構見ます。恐れ知らずが多いというか、それだけ憧れる対象というか。

これに乗って速く走れればカッコイイでしょうね。


14.GIANT
提供チーム:Team Sunweb
クロスバイクのGIANTといえば、街にあふれているエントリーモデルのイメージですが、荒川でGIANTに乗っている人はそれなりに速いです。

デゲンコルプやキッテルが所属してスプリントを勝ちまくっていた時もありましたが、最近はデュムランがTTや山岳で勝っているように、オールマイティなイメージです。価格帯のラインナップも多いのでこれからますます乗り手が増えるでしょう。


15.Trek
提供チーム:Trek - Segafredo
カンチェラーラは引退したものの、デゲンコルプやコンタドールが加わったため、”大物選手が乗っている”のイメージが相変わらずあります。

けどあまり惹かれません。なぜでしょうかね。



16.Colnago
提供チーム:UAE Team Emirates
伝統あるメーカーだそうですが、最近のロードレースだけをみている限りはあまり目立った印象はありません。ショップでも結構見かけますが、それほど街では見かけません。


単純に憧れる順だと、ピナレロ、S-works(スペシャライズドではない)、キャニオンですが、コストを考慮すると、キャニオンのミドルグレードまでしか購入できる予算がなさそうです。

50万円くらい臨時収入があればなぁと思いながら今日もロードレースを観戦する日々を送っています。