垂れ流し日記

その日に起きた出来事の感想をそのまま書く垂れ流し日記

ティレーノ~アドリアティコ 2017 ステージ7

ジロの前哨戦と位置づけられるティレーノ~アドリアティコも最終ステージの個人TTを迎えました。

ステージ6までの終了時点で、総合成績は下記通り

1位 ナイロ・キンタナ(モビスター)

2位 ティボ・ピノー(FDJ) 50秒差

3位 ローハン・デニス(BMC) 1分6秒差

 

10kmと短いTTなので、そこまで差が開くことはないと思っていました。

総合1位争いという意味では、ローハン・デニスが激走してキンタナが失速すれば逆転可能な差。

総合2位争いという意味では、TT世界最速クラスのローハン・デニスとTTフランス最速のティボ・ピノーの16秒差がどれだけ縮まるかという点。

 

結果は、デニスが快走したもののキンタナが普通に速く走ったため40秒超しか詰められず、キンタナの総合優勝で幕を閉じる事となりました。

終わってみれば大本命キンタナの総合優勝でしたが、他にも色々と見どころがありましたね。

 

まず、ゲラント・トーマス(SKY)がGCライダーとして着実に強くなっている点。

初日のTTTで1分以上遅れた事を考えると、キンタナとはほぼタイム差無しでこのレースを走っています。ジロ・デ・イタリアはランダとのダブルエース体制で臨みますが、肝心のランダがあまり調子が上がってきていないので、実質一人エースになるのでは。SKYのチーム力を考えれば、キンタナとも良い勝負ができる可能性があります。

 

次にローハン・デニス(BMC)。

TTスペシャリストからGCライダーへの転身を図っていますが、順調に強くなっています。登りでもキンタナからの差を最小限にとどめているのは凄いことです。なんといってもキンタナは「世界で2番目に登れる男(by ゲラント・トーマス)」ですからね。

BMCにはエース、リッチー・ポートや金メダリストのヴァン・アーベルマートやスランプ中もなぜか注目されるティージェイ・ヴァンガードレンなど力のある選手がいますが、もはやリッチーポートに次ぐ2番手といっても良いでしょう。

 

逆に心配なのがトム・デュムラン(Sunweb)

今回のTTは振るわず。距離の短いTTが苦手なのか、調子が上がっていないのか、疲れが貯まっているのかは分かりませんが、激走すれば表彰台もあっただけになんとも期待はずれでした。総合系へ転身し、確実に登坂力は上がっていますが、武器だったTTが遅くなっているのではプラマイゼロですからね。

 

総合系に求められる要素として「TTが速いこと」が挙げられる。

フルームやコンタドールも速い。キンタナもソコソコ。

「登れる選手がTTを強化」よりも「TT速い選手が登れるように」という方がうまくいくのかもしれません。前述のローハン・デニスやデュムランのように。

そういう意味では、プリモシュ・ログリッチあたりは2015年ブエルタ・ア・エスパーニャでのデュムランのように覚醒した感じもあります。今年は要注目ですね。

 

100回記念のジロ・デ・イタリア2017は混戦になりそうです。楽しみに後2ヶ月待ちましょう。