垂れ流し日記

その日に起きた出来事の感想をそのまま書く垂れ流し日記

ツール・ド・スイス2017 展望

ツール・ド・フランスの前哨戦」との意味合いが強い、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネも、山場を超えて、リッチーポートの絶好調ぶりを確認する結果となりました。

そしてすぐに、「もう一つのグランツール」とも呼ばれるツール・ド・スイスが始まります。

山の難易度はクリテリウム・ドゥ・ドーフィネを超え、出場メンバーもグランツール並。面白くならないわけがありませんね。

 

個人的に気になっている選手・チームをピックアップします。

 

1.ミゲル・アンヘル・ロペス・モレーノ(アスタナ)

長い名前だがなぜかフルネームで呼んでしまう選手の一人。スペイン語圏の名前なので、同じような名前が山ほどいますからね。”ミゲル・アンヘル”も”ロペス”もスポーツ界にはゴロゴロいます。なんといってもスペイン語は世界第2位の共通語ですから。

ちなみに他にはセルジオ・ルイス・エナオモントーヤをフルネームで言ってしまったりします。

そんなミゲル・アンヘル・ロペス・モレーノは、ディフェンディング・チャンピオンなので、当然連覇の期待がかかるところですが、怪我明けなのでどこまで出来るのかは見てみないとわかりません。

アスタナとしては、ファビオ・アルがジロを怪我で回避した結果、フグルサングとco-leaderとしてツールへ参戦することになるようです。ミゲル・アンヘル・ロペス・モレーノの調子次第では、アスタナお得意のトリプルエースが見られるかもしれません。

そうなると、今季2勝のチームとは思えない程豪華なメンバーでツールを迎えることになります。エースしか居ないチームとも言えるかもしれませんが。

 

2.ローハン・デニス(BMC)

トム・デュムラン(サンウェブ)は70kmにも及ぶ個人TTを上手く武器にし、ジロ・デ・イタリアを制しました。同じ戦法がとれる可能性があったローハン・デニスは残念ならが途中リタイアでしたが、数年後の総合系ライダーとして期待のかかる選手の一人です。

現在は、TTスペシャリストから総合系への肉体改造の途中ではありますが、それがどこまで進んでいるのかを確認するにはちょうど良いレースだと思います。この難関山岳コースでトップクライマー達についていければ、来年はリッチー・ポートとの2枚看板になれる可能性があります。ヴァン・アーベル・マートとデニスが出るので、TJがはボトル運びですね。

 

3.ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)

5年連続ツールのマイヨ・ヴェール(ポイント賞)獲得し、今年で6年連続を狙うスーパースターです。

その過去5年獲得できた理由は主に2つ

1.チームのために動かなくてよかったこと

去年までのティンコフはコンタドールの総合争いのためのチームであり、スプリント要員がほとんどいませんでした。なので自分で動く必要がある一方、チームのための動かなくても良かった。ということがあります。

 

2.ある程度登れた

ゴール前スプリントだけでなく、山岳ステージの中間スプリントを積極的に狙える程度の登坂力がありました。

 

ということは、この2点を満たすような他チームの選手が現れると、その座も安泰ではない雰囲気があります。最近は”登れるスプリンター”も増えていますしね。

特に今年のツールは一人減って8人体制になります。各チームスプリンターが外される傾向がありますが、そんな中一人放り込まれたスプリンターは自由に動き回れることになります。マイケル・マシューズ(サンウェブ)とかジョンデゲンコルブ(トレック)とかアルノー・デマール(FDJ)とか。

サガンもこのレースでどの程度登れるのか確認しておきたいでしょう。

 

4.クイックステップ・フロアーズ

1~2ヶ月前のクラシックを見ているようなメンバー構成。

総合系のダン・マーティンがクリテリウム・ドゥ・ドーフィネに出ていることもあり、登れる選手は少なめ。その分ステージ優勝を狙ってくるのでしょう。玉砕覚悟でレースを壊してくれれば面白いですねどね。

 

5.カルロス・ベタンクール(モビスター)

ハンマーシリーズで見せたあの強さが忘れられません。こんな選手でもツール参戦がまだ決定していないのも信じられません。どれだけレベルが高いんだモビスターは。

このレースで力を見せれば、ツールかブエルタのどちらかには参戦できるかもしれません。

 

6.マーク・ソレール(モビスター)

まだ23才と若いですが、次のモビスターのエースになれそうな雰囲気を感じさせます。しっかり見ておきましょう。

 

7.ハルリンソン・パンタノ(トレック)

コンタドールのアシストとしての切り札であるパンタノ。コンタドールがツールを制覇するのに欠かせないピースのはずですが、1番ゼッケンを付けてこちらに出走。

近年のコンタドールの調子を見ていると、次のエースを探したいというチームの意向かもしれません。

その割にはスプリンター寄りのチーム構成の気もしますが、「一人で勝ってこい」というチームからの叱咤激励でしょうか。

かつてのフルームやランダのような「どちらがエースかわからない状態」でアシストする姿をツールで見られるかもしれません。

コンタドールにあれをやったらしばかれるかもしれませんが)

 

8.ヤン・ヒルト(CCC)

今年のジロの山岳ステージで、終盤の総合争いメンバーに混じって走っていたオレンジのジャージ。それがこのヤン・ヒルト。

こんなに登れる選手が居たのかとビックリしましたが、プロのスカウトの獲得リストにも載っているのでしょう。

となるとアピールしたいところでしょうが、イタリアのプロコンチネンタルチームなのでツール・ド・フランスには選出されていない。ブエルタ・ア・エスパーニャにも選出されていない。つまり、このレースが、トップクライマー達と走れる今年最後のチャンスかも。

つまり、このレースでのアピールは今後の人生を左右するかもしれません。

メイチ勝負。良い響きです。

サンウェブあたりどうですかね。

 

9.昔の名前組

かつて新人賞など一瞬輝いたものの、その後伸び悩んだ選手はたくさんいます。

これを「昔の名前組」とか「崖っぷち組」とか勝手に呼んでいます。

若手が活躍するのも面白いですが、そんな「昔の名前組」が復活するのもまた面白いです。

ジロで、ティージェイ・ヴァンガーデレンやピエール・ローランあたりが復活しましたね。残るはルイ・コスタでしょう。ガンバレ。

 

こうして注目選手を挙げてみると、半分はコロンビア人ですね。

恐るべしコロンビアン。