垂れ流し日記

その日に起きた出来事の感想をそのまま書く垂れ流し日記

キャノンデールは救われるのか。


キャノンデールの一部スポンサーが撤退したため、来季の活動費が700万ドル(約8億円)不足しているそう。
プロチームを1年間運営するのに必要な額は15~30億円と言われているので、8億円不足はかなりのインパクトだろう。
チケット収入も放映収入も得られないロードレースでは、企業からのスポンサーに頼らざるを得ない。
そのため収益構造が作りにくい事は、以前から指摘されていた。
スポンサーと言っても、バイクメーカー以外はあまり見返りがあるのかはっきりしない。
それでもロードレースチームに投資する企業はよっぽどの大企業か酔狂な担当者がいるかどちらかだろう。

今から企業スポンサーを見つけるにしても、よっぽどフットワークの軽い企業でないと、すぐには決まらないだろう。
そこでキャノンデールは、その8億円を埋めるべく、クラウドファウンディングに頼った。
企業からは諦めて、個人から金を集めようというわけだ。

個人的には良い方向性だと思う。
世の中には金を使いたい人たちが大勢いるので、そこから出してもらえばよい。
ロードレースを見ている人のうち、自分でもロードバイクに乗る人は大体お金を持っているので。
見返りがあれば喜んで出すだろう。
ふるさと納税みたいなものである。

そこで今回のクラウドファンディングの「見返り」を確認してみる。

(主な特典)
$25 slipstreamsports.comの会員限定ページを閲覧できる
$50 #SaveArgyle mug(マグカップ?)
$100 Webサイトに名前が載る
$500 名前入りステッカー
$1,000 チームジャージ+選手をイベントに招待できる
$5,000 シャツ+ヘルメット
$10,000 選手からの手書きの感謝状
$20,000 選手が2018年に使用したバイク+キャンプ(2日)かレース(2日)の何れかへの招待
$30,000 キャンプ(2日)とレース(2日)への招待
$50,000 キャンプ(2日)とレース(4日)への招待、1日チームカーに乗れる

中古バイクは微妙な感じ。
定価100万円を超えるバイクが中古とはいえ手に入るので、金額的には見返りが大きそうに見えるが、プロが1年間使用したバイクはボロボロだろう。
200万寄付できるくらいなら、定価で新品も買えるだろうし。

一方で、チームキャンプへの参加などなかなか良いと思う。
プロと一緒にトレーニングしたい人(できる人)がアマチュアに何人いるのか不明だが、これはチャンスだと思う。

また、レースへの招待も魅力的だ。
例えばツール・ド・フランスで関係者席に入らせてもらえる可能性があるかもしれない

500万円必要だが、実際のレースでチームカーに乗れるなんて、夢のようである。
ティンコフさんの真似をするのもよし、ステッキボトルも渡せるなんてこともあるかもしれない。

今回は急遽の募集のため、商品がそこまで魅力的ではないので、現時点でまだ3,000万円程度しか集まっていないようだが、来年以降他のチームも真似をするかもしれない。
スカイだったらすぐに億単位あつまるかもしれない。
「ツールのライオン人形を貰える」とか「トレーニングメニューを考えてもらえる」とか、幾らでも売り物はあると思う。

そんな楽しみにつながる可能性のあるクラウドファンディング
今回の試みがうまくいくのかどうか期待して待ちたい。